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2009/06/21

ソマリア情勢:かろうじて生きる

こんにちは! 吉田鈴香(Suzuka Yoshida)です。

昨日ブログを書いてから、夜(日本時間)になって、ソマリア政府は24時間以内の派兵を隣国に求めました。ここで過激派イスラムのアル・シャバーブを食い止めないと、周辺の国々もやられるよという警告つきです。

しかし、エチオピア軍が国境近くに来ただけで、モガディシュまで来ません。他の国も見て見ぬふりです。仕方ないでしょう。どこの国もそんな余裕はありません。

まだ持っているのか、が今朝の私の感想でした。

いつまで持つか、秒読みです。

とりあえずの避難をするにも、日曜日は国連も休日なので動きにくい。昨日の段階で、亡命と避難の情報は国連には届いていないようでした。

日本を含め、国際社会がソマリアに無関心なのは残虐な映像がないからでもあるでしょう。

現地にもジャーナリストはいます。

いるのですが、映像を撮るために近づくことは、現地の人にも死をかけた行為。身を隠すところもない場所に行くことはできません。

それよりも、こんな無政府国にもジャーナリストがいること自体、不思議です。NGOもあります。それらはソマリアの希望でもあります。社会を取りまとめるクラン(氏族)があるからこそ、まだ人間は生きていられる。ジャーナリストもNGOも存在できる。病院もある。

先週の後半から始まった戦闘は、どうやら、そのクランの族長とジャーナリストを狙い撃ちにしているのです。支配地域を拡大するだけではなく、その取りまとめ役と情報伝達をしている人間を亡き者にしようという、巧妙な戦略です。

夜明け前でないと電話ができない族長は、電話をくれる時間がだんだん早まり、先週からは現地時間の夜中の1時半に電話をくれています。ソマリア最大の族長の命に、過激派イスラムグループの照準がピタリ合っています。

族長は今朝の電話で「たぶんヤツラは麻薬を使っている。多数の使者が出てもまだ戦線を維持しているし、奇声を発しながら銃を撃っている。あれは普通の人間じゃない」といいます。

社会全体を葬ろうとしているアル・シャバーブ。

ソマリアの領土をおさえられても、統治などできないのに。

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