政府軍の反撃開始、ソマリア情勢
いま、24日深夜0時半です。
先ほど、ソマリアの軍閥の長と電話で話しました。
日経ビジネスオンラインのソマリアシリーズ「ソマリアへと続く“武器街道”を行く」(6)最終章で書いた、あの軍閥の長です。
私「大丈夫?あなたの兵士も家族も」
長「おお、心配してくれて嬉しいよ、スズキ、皆OKだ」(彼は私をスズキと記憶している)
彼によるとこんな具合になります。
昨日(22日金曜日)政府軍が反撃を開始して、押し返している。これがすごい。ファイヤーファイヤーだ。多くの(thousands)市民が死んだ。我が兵は動かしていないが、政府は応援を求めてきている。今話し合いを進めていて、双方で行ったりきたりしているところだ。合意は、しかしまだである。自分は彼らの敵、政府も彼らの敵。だから話し合っている。
スズキ、今回来なくて良かったよ。いつこれが終わるか分からないが、またモガディシュで会いたいと思っているよ。
軍閥の長は私と話すとき、声が少し上ずった感じになります。「日本から電話してきているんだな、行きたいなあ」と、彼は言いました。「ジブチのシェラトンホテルであったときの君を良く覚えているよ。優しい眼をしている女性だと思った」とも。
私「私に何かできることは?」
長「俺を忘れないでくれ。俺は生涯君を忘れない。君の家族と君の友人に幸せを。また電話してくれ」
長が対立しているといった「彼ら」とは、アルシャバーブ派のことです。イスラム法廷連合の残存であり、強烈な軍事力を持っています。
あの土地でソ連製の機関砲が火を噴きRPGと手榴弾が飛交っている様を想像しました。私と電話中も、長のもう一つの携帯は鳴りっぱなしでした。
一方、ニューヨークの通信会社の知人は滞在先のフランスから電話をよこし、「君の友人はどうしている?」と、聞いてきました。「友人」とはこの軍閥の長のことです。長の動向を彼もまた知りたがっていました。軍閥がどう出るかが、このたびの戦いの行方を決めるのです。
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