お相撲さん遊びとNGOファンドレィジング
酒席にお相撲さんを呼ぶ「遊び」があるとか。かなり前にエメラルドのデザイナーからそんな遊びをしていると聞いて、不思議だった。お相撲さんて、漫談が上手なのかな?それとも、呼ぶ人がお金があることを見せびらかすためかな?
なぜお相撲さんとお酒を飲むことが「遊び」になるのか、その時はちっとも分からなかったが、最近思い当たることを聞いた。FMラジオの、読者の投稿に「お相撲さんから仕事を紹介してもらって、以来、そのお相撲さんのごひいきになりました」があった。
もしかすると、人脈を紹介しあう、今で言うネットワーキングを「お相撲さんつながり」でしているのかもしれない。朝ドラの「だんだん」で観る祇園のお座敷も、ネットワーキングの場のようだから、多分この推測は近い。
お相撲さんて、タニマチからお金をせびってばかりいると思っていたけど、実は違うのかもしれない。気持ちをやったり取ったりしている人脈作りの仕掛け人だったのね。そうでなければ、ごひいきが長く続かないはずだ。そうだ、きっとそうだ。
ここで、かねがね私が思っているNGOのファンドレィジングの拙さと共通点を見つけた! NGOは金持ち人間や企業に「寄付をください」「こんな企画を一緒にやりましょうよ」と、遠くに石を投げては、当たっただの外れただのと一喜一憂している。そんなことより、身近にいる人間に、その人が欲しがっていることを手助けしてやればいいのである。職を探している人には知人に照会してあげる。恋のお相手を紹介してあげる。そしたら、その人は、もっと何かをしてあげようと発奮する。まじめな日本人なら必ずそうする。
「してください」ではなく、「してあげます」と、一度でもNGOサンの口から聞いてみたいもんである。そしたら、「応援もこの辺でやめとコ」なんて思わないのに。
もっとも、このアイデアは、相手のニーズを察知する心と、紹介できるほどの広い人脈が外にあればこそ可能なこと。それでも、NGOのファンドレィジングをアドバイスする専門コンサルタント(私の知人がやっている!)にお金払って助言を頼むくらいなら、身近な人を見つめなおしたらいい。
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